寺町でカフェ巡り

寺町とカフェ、2つを繋ぐもの。

寺町とアート(美術)の関係性について

重厚なレンガを積み上げた近代建築の京都市役所から、京都御苑の間は古美術や和洋骨董などが多く集まる通りなので、「寺町美術通り」とも呼ばれています。

 

約400年前に、豊臣秀吉が寺社を集めて造られた寺町通りはどこか落ち着いていて風情が漂っています。おしゃれなカフェやかわいい雑貨、お花屋さん、古本屋などが軒を連ねている寺町通りは歩くだけでも楽しい気持ちになります。

 

寺町美術通りでは、毎年1回、秋の時代祭の前後に「寺町美術祭り」を開催しています。楽しい企画が盛り沢山で、「無料鑑定会」「入札会」「呈茶サービス」「着物リフォーム展」「工房見学」「若手陶芸作家による下御霊陶楽市」など、魅力的なイベントが準備されています。


無料鑑定会では、寺町美術通りの美術商店主5名がそれぞれの分野に応じて、足を運んだ人が持ち寄った美術品の真贋・時代・価格評価などを行ってくれます。昨年は70組の人が無料鑑定を申込み、大変盛り上がったイベントです。


呈茶サービスでは、下御霊神社の名水を用いて先着100名分のお茶が点てられます。一保堂のお抹茶「明昔」と二条若狭屋の和菓子「楽石」が無料で用意され、境内の床机で一服することができます。


そのほかにも若手陶芸作家の作った花器や茶陶など普段使いできる作品を購入できるコーナーもあり来場者に人気です。特別な目的を持たなくても寺町は歩くだけでとても楽しく、お店を見て周るだけで心が癒されます。