寺町でカフェ巡り

寺町とカフェ、2つを繋ぐもの。

書画全般を扱う寺町の『松本松栄堂』

京都・寺町には、近世・近代の書画全般を扱っている「松本松栄堂」があります。
寺町の「松本松栄堂」は創業100年を迎えます。日本美術の古代から現代に至る長い歴史の中で中国など大陸の文化を摂取しつつ、独特の文化をはぐくんで、幾多の優れた美術品を生まれました。これらの遺産は、日本の伝統的な芸術文化の特色を示すものとして、大切に保存・継承されています。


新古書画処「松本松栄堂」では日本美術の掛け軸(古画、新画)を中心に中国美術や朝鮮美術などを含め、品ぞろえが豊富です。
古画では、江戸時代の作品を中心とした京の町衆の人気を一身に集めた円山応拳、「京都奇想派」の名で知られている一八世紀京都画壇の異色画家である、伊藤若冲・曽我簫白や、南宋画法を自由に翻案し清新な意想あふれる日本南画をつくりだした池大雅などの作品も取り揃えています。


新画では、竹内栖鳳上村松園横山大観などの文化勲章作家をはじめ、日本美術史上で欠かすことのできない作家たちの作品を豊富に取り扱っています。取引先には、公私美術館をはじめ、国内外のコレクターに利用されています。
寺町で創業100年の歴史を誇る「松本松栄堂」だからこそ、取り扱うことのできる逸品が数多く販売されています。


作家の肩書や浮ついた評価に惑わされることなく、良い絵や書画を後世へ伝えることを大切にしているお店です。近世・近代の書画について詳しくないという人も、寺町の「松本松栄堂」へ足を運んで鑑賞することで、その魅力をしっかりと垣間見ることができるかもしれません。