寺町でカフェ巡り

寺町とカフェ、2つを繋ぐもの。

寺町の八ッ橋

寺町の老舗八ッ橋店「井筒八ッ橋本店」では、八ッ橋の手焼き体験を行うことができます。「八ッ橋手焼き体験」では、実際に焼き子さんが着ている衣装を着用して、専用の道具を使って32枚の八ッ橋を焼き上げます。

 

できあがった八ッ橋は手書きのラベルを張り付けたオリジナルパッケージに入れて完成です。八ッ橋は寺町でも人気のお土産で、寺町を訪れる観光客の多くが購入しています。

この手焼き体験は、八ッ橋を作るだけではなく、その歴史に触れることもできるので、八ッ橋本来の魅力を知ることができます。簡単でおいしい八ッ橋の作り方を習得することができるのです。

 

八ッ橋の由来は、筝曲八橋流(そうきょくやつはしりゅう)の創始者である八橋検校(やつはしけんぎょう)にあります。江戸時代、曲作りへ没頭していた検校さんは、日ごろからとても物を大切にする人でした。そのため、米びつに残っているわずかなお米も尊いものだと考えて、残ったお米で堅焼きせんべいを作るように教えたと言われています。検校さんが亡くなった後、彼の遺徳を偲んで作られたお琴の姿の堅焼せんべいは、お茶屋さんで人気を博しました。それがいつの間にか「八ッ橋」と呼ばれるようになり、今に伝わる「井筒八ッ橋」の原点となりました。

 

寺町の井筒八ッ橋本店で行うことのできる手焼き体験は、大人一人1080円、学生(高校生以下)が970円になります。手焼きした八ッ橋は家族や友人、大切な人へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。